綾瀬はるか 金曜ドラマ「私を離さないで」原作のカズオ・イシグロ氏とロンドンで念願の対談

　綾瀬はるか（３０）主演、金曜ドラマ「私を離さないで」が２０１６年１月１５日（金）夜１０：００にスタートする。放送開始に先駆け、原作小説を手掛ける世界的ベストセラー作家、カズオ・イシグロ氏の移住先のロンドンを訪れ、綾瀬の念願としていた対談が実現した。

出典：http://eiga.com/

対談の経緯は？

　このドラマは、イシグロ氏の原作小説をベースに、脚本を森下佳子がドラマに合わせてアレンジを行われたもので、サスペンス、ヒューマンドラマ、ロマンスの要素を交えて描き出される。綾瀬はるかは演じるにあたり、作品や役柄についてより追求したいと願っていた。このことを知ったプロデューサーがイシグロ氏にコンタクトを取り、両者の多忙なスケジュールの合間をぬって、英ロンドンで約4時間に及ぶ対談となった。

　対談の中で綾瀬は「イシグロ先生に聞きたいことがたくさんある」といい、作品成立の経緯やキャラクターのことを次々と質問した。物語のメッセージ性を問われると、イシグロ氏は「人生は短いということを書きたかった」と明かし、「短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」と答えた。

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綾瀬はるかの意気込み

　イシグロ氏も、綾瀬が出演したドラマ「JIN 仁」のVTRを鑑賞したという。「時代設定という制限のある中で、医師に対する言葉にならない愛情を、表情やボディランゲージでうまく伝えてらっしゃったところは、綾瀬さんの演技力の素晴らしさだと思った」と絶賛し、綾瀬は「Thank you very much」と照れ笑いの表情を浮かべた。また、今回の役に付いてイシグロ氏から『自分が思うようにやってください』と言われた綾瀬は自分が与えられた役を素直に演じられたらと意気込みを見せた。

気になるドラマのストーリーは？

　病院で機械的に“ある仕事”をしている保科恭子（綾瀬はるか）は、無表情で心の中は疲れとあきらめに満ちていた。その20年前、山中の陽光学苑という施設で、土井友彦（中川翼＝幼少期、三浦春馬）、酒井美和（瑞城さくら＝幼少期、水川あさみ）らと共同生活をしていた恭子（鈴木梨央＝幼少期）は人望が厚く、優しく素直な女の子だった。
　
　しかし、ある日のこと、校長の神川恵美子（麻生祐未）の教育理念に惹かれて、新しい教師：堀江龍子（伊藤歩）が赴任してきた。しかし、龍子は次第に子供たちの教育に違和感を覚え始める。そんな時、神川が恭子ら子供たちに、「あなたたちは生まれながらにして“使命”を持っている」と語られ、そこから残酷な真実が明かされていく・・・。

キャストと人物相関図

保科恭子：綾瀬はるか
土井友彦：三浦春馬
酒井美和：水川あさみ

保科恭子（幼少期）：鈴木梨央
土井友彦（幼少期）：中川 翼
酒井美和（幼少期）：瑞城さくら
真実（幼少期）：エマ・バーンズ
珠世（幼少期）：本間日陽和
花（幼少期）：濱田ここね

広樹：小林喜日
聖人：石川 樹
克枝：山野 海
マダム：真飛 聖

堀江龍子：伊藤 歩
山崎次郎：甲本雅裕
神川恵美子：麻生祐未

【人物相関図：ドラマ公式サイトより引用】

出典：http://www.tbs.co.jp/

◆TBSテレビ 金曜ドラマ「わたしを離さないで」の公式サイト
　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.tbs.co.jp/never-let-me-go/
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★「私を離さないで」最新予告動画

　カズオ・イシグロの最高傑作であり、英国100万部突破のベストセラーが遂に世界で初めてドラマ化になった。絶望と希望、生命と愛が絡み合う究極のヒューマンラブストーリーに胸が熱くなるのは間違いないだろう。絶対見逃したくないドラマと言える。


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